スピッツ新曲 フジ「HOPE」主題歌に 草野「主人公に思い入れ」

[ 2016年7月17日 17:45 ]

フジテレビ「HOPE~期待ゼロの新入社員~」の主題歌「コメット」を歌うスピッツ

 ロックバンド「スピッツ」がフジテレビ「HOPE~期待ゼロの新入社員~」(17日スタート、日曜後9・00)の主題歌を担当する。15枚目のアルバム「醒めない」(今月27日発売)に収録された新曲「コメット」。ボーカルの草野マサムネ(48)は「この曲がドラマの世界観に寄り添うことができると、うれしいです」と話している。

 「Hey!Say!JUMP」の中島裕翔(22)がゴールデン帯の連続ドラマで単独初主演。2014年秋に韓国のケーブルテレビ局で放送され、韓国内で社会現象を巻き起こした連続ドラマ「ミセン―未生―」を原作にした感動のヒューマンドラマ。囲碁のプロ棋士になるという夢を叶えられなかった主人公・一ノ瀬歩(中島)は、ひょんなことから総合商社・与一物産の営業3課で働くことに。囲碁にすべてを捧げてきたため、満足な社会経験も学歴もない中、組織の一員として認められたいと、必死に仕事と向き合い、闘う姿を描く。

 楽曲提供のオファーを受け、作詞作曲を担当した草野は「(この曲は)“投げやり”から“前向き”に変わろうとする途上を歌っています」と解説。「僕自身、初めてのことへの挑戦や環境の変化に対してすごく臆病な性分です。なので『HOPE』の主人公には強い思い入れを持ってしまいました。本当に楽しみにしています」とドラマに期待している。

 同局の渡辺恒也プロデューサーは「初めて社会に出た時、誰もが感じる不安を、さりげなくもどこかやさしい希望で包みこんでくれるような楽曲をイメージした時、草野マサムネさんの優しい歌声とファンタジックな歌詞の世界が頭に浮かびました。実は僕自身が『渚』の頃からのファンで、いつか担当するドラマで主題歌をお願いしたいと思ったまま、気が付いたら大人になっていました。今回、主題歌として楽曲提供してくださることになり、20年越しの夢が叶った想いです。今回のコラボレーションにより、ドラマの世界観をより一層、深めてくれるものと期待しています」と起用理由を説明。

 「曲を聴かせていただき、歌われている人物の心と、ドラマが伝えたいメッセージとが見事に合致していることにまず驚きました。ドラマの主人公・一ノ瀬歩を演じる中島さんの表情に、曲が重なった時、ひたむきに生きている人に共感と希望を届けられるドラマになると確信しています」と手応えを感じている。

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2016年7月17日のニュース