石田純一「カネの問題」で出馬断念…理子に言われた「自業自得」

[ 2016年7月12日 05:30 ]

東京都知事選の立候補を断念した石田純一

東京都知事選

(14日告示、31日投開票)
 俳優の石田純一(62)は11日、出馬取りやめを発表した。石田8日の条件付き出馬会見と同じく素足に革靴という定番スタイルで会見場に登場。「都知事選への意欲を示してきたが、正式に断念することにした。いろいろお騒がせしました」と吹っ切れた表情を浮かべた。

 最終判断をしたのは11日正午。その理由を「出馬となれば、中立を守るために露出を自粛するというのがメディアのルール。(収録済みの)番組差し替えとなるタイムリミットだった」と説明。出馬に意欲を示したことで「自粛した仕事もあって、かなり影響は出ている」と本音を漏らした。

 仕事が減った影響は「カネ」の問題に直結。契約CMの損害が日ごとに増え、この日午前は新たなCMの入稿締め切りでもあった。「いろいろと大変なことばかり。理子も心配していた」。妻の東尾理子(40)に電話で断念を伝えたところ「意訳すれば“自業自得。しょうがない”ということを言われた」という。

 反省点に挙げたのが「根回し不足」。実際、仕事先やスポンサー、選挙参謀を依頼した人物の了承も得られず、野党4党との会談などの調整も間に合わなかった。統一候補の鍵を握る民進党の松原仁都連会長と電話で接触していたが「会うのは参院選後でなければ無理だ」と言われ、直接“口説く”機会を失った。会見前に電話出演したテレビ番組では、3億円とも言われる都内一等地に建つ豪邸を「売ることも考えた」と明かした。

 都知事は2代続けて「政治とカネ」の問題で辞任。石田は“カネの問題”で出馬前に断念することになった。

 一方で今後の政治家転身には前向きな姿勢を示した。次の国政選挙や都知事選への出馬を問われると、「1カ月後とかだと無理だが、予定が決まっている選挙であれば準備はできると思う。そういう機会があれば妻の理解を得たい」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

2016年7月12日のニュース