永さん追悼番組 17日、読売テレビで放送 人情味あふれる足跡

[ 2016年7月12日 15:17 ]

 読売テレビは12日、放送作家、作詞家などとして活躍し、7日に83歳で死去した永六輔(本名・永孝雄)さんの追悼番組「永六輔 七転八倒旅語録」(17日、前7・00)を放送することを発表した。

 永さんは1970年10月4日に始まった同局の人気長寿番組「遠くへ行きたい」(日曜前7・00)の初代旅人で主題歌「遠くへ行きたい」を作詞。のべ82回にわたって出演した。最後の出演はは2013年8月11日放送分。京都を訪れ、大僧正の瀬戸内寂聴さん(94)との対談は感動的なものとなった。

 17日放送の追悼企画では、過去の名シーンをVTRにまとめ、人情味あふれる永さんの足跡を追う。ナレーションは徳光和夫(75)が務める。

 ▼村田亨エグゼクティブプロデューサー(テレビマンユニオン、1974年から同番組の制作を担当)の話 旅の仕方のすべてを教えてくれたのが永さんでした。当時、テレビは一般の人にとってとても珍しいもの。カメラがいることで彼らの日常を乱してはいけない。取材をするんじゃなくて、取材をさせていただくんだということを教わりました。また、永さんはテレビを見る人がどうしたら面白く見られるかを常に考えていた人でした。何か面白いことを見つけると、いきなり走り出す。現場で起こることをとにかく楽しむ人でした。17日の放送では、そんな永さんの集大成をお伝えします。

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2016年7月12日のニュース