八代亜紀 ニモ続編で“声のみの本人役”!ピクサー史上初

[ 2016年7月5日 09:20 ]

「ファインディング・ドリー」に本人役で出演する八代亜紀

 演歌歌手の八代亜紀(65)が、ディズニー/ピクサーの最新映画「ファインディング・ドリー」(16日公開)の日本語吹き替え版に本人役で出演する。

 03年に公開し興収110億円の大ヒットとなった「ファインディング・ニモ」の1年後が舞台。ナンヨウハギのドリーが家族を捜すため、親友のカクレクマノミの親子、ニモとマーリンと一緒に冒険する。八代は作品のカギとなる海洋生物研究所の館内アナウンスを務めた。

 研究所は海の近くにあり、病気やケガをした海の生き物を保護し展示も行う施設。ドリーが海の中で迷子になっていると、「こんにちは」と女性の声が聞こえ、「八代亜紀です」と名乗る。自分に話しかけられたと勘違いしたドリーが「どうも、八代さん、助けてもらえない?」と呼び掛けるシーンもある。

 姿は登場しないが、著名なタレントが本人として出演するのは、ディズニー/ピクサー史上初めて。キャラクターが実在の著名人の名前を呼ぶのも異例だ。英語版は米女優シガニー・ウィーバー(66)が担当した。

 日本の配給元のディズニーが「日本中の全ての人が知っており、万人に愛されている大スター。社会貢献活動にも熱心」として起用。八代は「ドリーが“八代さん”と言うセリフにはびっくりしました」と大喜び。施設の案内役で随所に登場。アフレコ収録では監督から「八代亜紀のまま淡々と」と注文され、「歌では抑揚をつけることを何十年もしているので、抑揚がいらないと言われてとても難しかった」と振り返った。日本版のエンドソングも担当している。

 ▼ファインディング・二モ フル3DCGによるアニメ映画。オーストラリアのグレートバリアリーフを舞台に、人間に捕らわれた息子ニモを捜す父マーリンの冒険活劇。家族の絆がテーマ。

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