内村光良 20年ぶり小説、次回作に意欲!?「勢いで言ってしまいました」

[ 2016年7月5日 19:36 ]

小説「金メダル男」発売記念トークショーを行った内村光良

 お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良(51)が5日、都内で小説「金メダル男」(中央公論新社刊)の発売記念トークショーを行った。

 さまざまな一等賞を目指す同作の主人公にちなみ、内村自身、今後どんな一等賞がほしいか聞かれると「やっぱり笑いにおいては何か賞を取りたいし、その賞は何かと言ったら、テレビだったら面白い番組をたくさん作って皆さんに見せたいし、また映画が撮れたら笑いを軸とした映画を撮りたいし、もし小説もチャンスがあったら文章だけで笑わせるやつに取り組みたいなと思います」と次回作にも意欲を見せ、MCから期待を寄せられると「ごめんなさい。今、勢いで言ってしまいました」と我に返って会場を沸かせた。

 また、同作で賞を取ることを期待されると、内村は「小説はド新人ですから」と恐縮しつつも、「今日、本屋さんに2件ほど行ってきたんですけど、平積みしてあって嬉しいなと思った」と吐露。しかし「横が宮部みゆきさんだったりミステリーだったり刑事ものの中に、能天気な表紙があって、こいつ目立つんですよ(笑)。絶対前向きで面白そうな作品だなというのは、五月女(ケイ子)さんのイラストのおかげで伝わると思います」と期待を寄せた。

 同作は、何度失敗しても決してめげずに立ち上がり、さまざまな一等賞に全力で向かって、思いがけずチャンスをつかんでいく秋田泉一の一途な生き方を、高度経済成長からバブル崩壊を経て平成の今日まで、時代背景と重ね合わせながらユーモラスに描いたもので、内村が初の原作、脚本、監督、主演を務める同名映画が10月22日より全国公開される。

 今回20年ぶりに小説を書いたという内村は「戯曲やコントや脚本はまだ慣れているんですけど、小説は勝手が違って、文章のみで世界観を表さなければならないので、描写を細かく書いていく作業が大変でしたね」と苦労を明かし、「戯曲をやって、脚本を書き上げたころに小説の依頼があったという逆の手段に驚きと新鮮さがありましたね」と回顧した。

続きを表示

この記事のフォト

2016年7月5日のニュース