又吉直樹の「よしもと新書」すでに13万部 せいじ「お前のだけ売れるやんけ!」

[ 2016年6月10日 12:22 ]

「小学館よしもと新書」創刊記念会見で取材に応じる又吉直樹

 昨年第153回芥川賞を受賞したお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹(36)が10日、都内で「小学館よしもと新書」創刊記念会見に「トータルテンボス」藤田憲右(40)、「千原兄弟」の千原せいじ(46)らと出席。

 小学館とよしもとクリエイティブ・エージェンシーが共同で立ち上げた新書レーベルで、又吉は第一弾として自身初の新書「夜を乗り越える」を3日に発売。発売から1週間ですでに13万部を超えるヒットを記録しており、「本って面白いですよ!ってことについて書いている本です」とPR。そんな又吉の言葉にせいじは「言葉の重みが違う。先生やで」、藤田も「凄いなぁ」と感嘆の声を上げた。

 第2弾は憲右の高校野球ファンブック「ハンパねぇ!高校野球」(7月3日発売)、第3弾はせいじのコミュニケーション力を説く「がさつ力」(8月3日発売)に決定。せいじから「4冊コンプリートする又吉先生からプレゼントがあると」とまさかの提案。又吉が「無いですよ!」と慌てて否定するも「お前のやつだけ売れるやんけ!」と突っ込まれた。

 そんな先輩の言葉に又吉は「魅力的な先輩ですけど、今回の新書に関しては凄く僕に要求してくることが大きい。セットで売ろうとか、無理です!って言った時の、せいじさんから“家族がおんねん!”ってむちゃくちゃ重い一言を楽屋で言われた。その辺が気になっている…」と苦笑するばかり。

 又吉が「よしもと新書を読んでもらいたい。みんなで盛り上がっていきたい」と必死にアピールするも、せいじは「先生の協力にかかってるから。オススメのコラムにも書いて。絶対売れる保証がほしい。安定がほしいんじゃ!」。藤田も「初回でコケるわけにはいかない。我々は確たるものがほしい。これはある種、純文学だって書いてほしい」と畳み掛けた。これには又吉も「先輩の全部を背負わなきゃあかんのですか?なんで第2弾、第3弾この人たちにしたんですか?」と困り果てていた。

 会見には今秋刊行の「レーザーラモン」のRG(42)も登場。芥川賞を受賞した作家の又吉とともに羽田圭介氏(30)になり切り、「芥川賞あるある」のネタと披露した。

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