八代亜紀 故郷熊本思い「被災地を全部回りたい」

[ 2016年5月20日 15:45 ]

 歌手の八代亜紀(65)は20日、大阪市内ホテルで開かれたシチズン宝飾(平田洋司社長、東京都台東区)とコラボして展開する新しいジュエリーのブランド「華艶(かえん)」のお披露目会に出席。6月中に、地震で被災した地元・熊本を訪問。トラック・ステージ上で、自身の歌で被災者を勇気づけたい思いを明かした。

 八代は熊本市の南に位置する八代市出身。毎年、八代のトーク&ミニライブや卓球大会などで盛り上がる「九州国際スリーデイマーチ」(5月13~15日)が今年は中止となった。6月18日に予定していた熊本・八千代座でのコンサート「AIUTA 2016」も中止。地震発生直後から「何とか熊本へ行きたい」と事務所に訴えているが、1カ月経った今もまだ、故郷に戻ることはできていない。

 「地元とは毎日、電話で連絡をとってます。熊本へ行きたい。皆も頑張ってますが、地元から来てほしいという話もあると聞いてます。被災地を全部回りたい。回れないところもあるので、今、準備してるところです」と八代。事務所関係者によれば、トラックステージで熊本市内を中心に回って「チャリティーライブ」で被災者に歌を届ける構えだ。

 1971年にデビューした八代は「雨の慕情」「なみだ恋」「舟歌」など数多くのヒット曲を歌い上げているが、歌手としてだけでなくフランスの「ル・サロン」で5年連続入選を果たして永久会員になるなど多彩な才能を披露している。今回はその芸術センスを生かし、八代亜紀プロデュースのジュエリーブランドを立ち上げることになった。「デザイナーと話し合って製作。愛着が沸きます」と八代。かつて、NHK紅白歌合戦で「3億円もの宝石を身につけた」と振り返ったが「今は30~40万円ぐらいのをつける」と話した。

続きを表示

2016年5月20日のニュース