謝罪のMBS山中アナ 視聴者から415件の意見、9割以上が厳しい内容

[ 2016年4月19日 20:31 ]

 熊本地震取材で現地入りしている毎日放送(大阪市)の山中真アナウンサー(39)が、自身のツイッターに被災地で調達した弁当の写真を投稿したことで批判を受け、19日までに謝罪した。

 同局広報部によると、山中アナは15日に熊本入り。16日に現地の厳しい状況を報告した上で、弁当の写真ととともに「やっと今日の1食目。食料なかなか手に入りにくいです」などとツイート。15日にも宿泊先の前にあったラーメン屋が営業中であることをつづり「そこで夕食いただきます」などと書き込んでいた。

 これに対し、被災者の食料確保が困難を極めていることもあり、「不謹慎だ」などと批判する書き込みがネット上にあふれていた。山中アナは18日夜にツイッターで「配慮に欠けていた」と謝罪し、投稿を削除した。

 同局も「食事がまともにとれない人が現地に数多くおられる中、配慮を欠いた行為と言わざるを得ない」と指摘。19日に大阪に戻った本人も深く反省しているというが、今後、局側が改めて厳重注意するという。弁当はスタッフが現地で購入して山中アナに手渡したもので、配給で支給されたものではなかった。

 同局には18日から19日午後5時までに今回の件で視聴者から計415件の電話やメールが寄せられたが、9割以上が厳しい内容だったという。 

 被災地取材をめぐっては、17日に関西テレビの中継車がガソリンスタンドに並ぶ車列に割り込んで給油したことが判明し、同局が謝罪する騒動があったばかりだった。

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2016年4月19日のニュース