木村佳乃 守りに入るのは嫌…夫ヒガシも後押し「演技に幅出る」

[ 2016年4月19日 09:20 ]

女優としても母親としても輝きを増している木村佳乃

 女優の木村佳乃(40)が清楚(せいそ)で高貴なイメージを一変させている。バラエティー番組で熱湯風呂に入り、バンジージャンプに挑むなど、芸人顔負けの体当たりロケに挑戦。そのギャップが話題を呼んだが「実はあれが素の私」と明かす。私生活では2女を思いっきり叱りつける熱血ママ。素顔は人間味にあふれている。

 夫で「少年隊」の東山紀之(49)は「演技に幅が出る」と、バラエティーによく出演する。木村は「主人とまったく同感。見てくれる人に喜んでもらうことはお芝居も同じ。どのジャンルでも120%の力で頑張らないと」と力を込めた。先月も6番組に出て、茶の間を笑いに包んだ。

 イメージダウンを恐れず体当たりロケに挑み、アラフォーにしてお笑いの分野に進出したのは、類いまれな前向き精神があるからだ。

 「役がなくなるとか、イメージが変わってしまうとか、そういう危機感はなかった。守りに入るのが嫌なだけ。年を取っても冒険がしたいし、人を驚かせたかった」

 この楽観的でもある性格形成に強い影響を及ぼしたのが、幼少期に同居していた父方の祖母という。

 「友達とケンカしてメソメソしていると、いつも背中をさすられて“死にはしないわよ”と言われた。とても強い人で、大きな影響を受けた。祖母とは顔もそっくりだって言われる」。命までなくすことはない――。この精神が木村の原点だ。

 クールで聡明(そうめい)なイメージだが、実は忘れっぽいおちゃめなところもある。バラエティーのトークコーナーでは、紹介するつもりだった“自分自身が忘れっぽい”というエピソードを忘れてしまった。「直前まで打ち合わせしていたのに忘れちゃって。昔から本当に忘れっぽいんだけど、あの時はさすがにヤバイと思った」。笑いながら自虐的に振り返った。

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2016年4月19日のニュース