「後遺症か」田代まさし氏の今 15キロ増量&滑舌の悪さのワケ

[ 2016年2月7日 15:00 ]

日本ダルクでインタビューに応じた田代まさし氏

 清原和博容疑者が覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕されたことを受け、コメントを求めてメディアが殺到した人物がいる。覚せい剤事件などで実刑判決を受けた元タレントの田代まさし氏(59)だ。テレビ映像で体型や滑舌の悪さを見て、インターネット上で「後遺症か」と騒がれた。

 本当に「後遺症」なのか。薬物依存のリハビリ施設「日本ダルク」で自身のリハビリを兼ねてスタッフとして働く田代氏に聞いてみた。

 体型の変化を尋ねると、14年7月に刑務所を出てから「合わせて15キロぐらい太ったんじゃないかな」と言って、シャツをめくってでっぷりしたお腹を見せてくれた。

 増量したのには深いワケがあった。「刑務所はご飯をおかわりできないから。出所して、思いきり食べていいとなったら、とにかく飯がうまい。おかわりできる幸せに、気付くのに相当時間がかかった」。米粒1つまでしみじみとかみ締めているようだ。

 「ろれつが回っていない」とネット上で指摘されたことについては、昨年3月の著書出版イベントでも述べていた通り「元々、滑舌が悪く緊張すると手が震える。俺の場合は、覚せい剤をやった時の方が滑舌が滑らかになるし、手の震えも止まる」と繰り返した。一方、「後遺症」として認めたのは「寝てる時とかに奥歯を強い力でかむようになって、顎(がく)関節症になった」と明かした。

 生活は、月曜から金曜まで日本ダルクに通い詰め、電話番をしたり、同所へ届く手紙に返事を書いたりしているという。土日は近藤恒夫代表らと講演のため全国をめぐる“年中無休”。すべて社会復帰に向けたリハビリの一環としてとらえており「クスリを使わない環境ではなく、仲間と一緒にいて“使えない”ところに身を置くことが大事だから」と意図を明かした。

 日本ダルクのスタッフとして働いてから約1年7カ月が経つ。迷惑をかけた元妻や娘とは一切連絡は取れない日々が続くが、光も見えてきた。「俺のダルクでの活動を見てくれて、息子が一緒に飯を食ってくれるようになった」とうれしそうに明かした。

 最初に覚せい剤で逮捕されたのが2001年。それから15年経つ。取材の最後に「こんな僕が偉そうに言ってごめんなさい」と平謝りした。クスリに手を出したという罪の意識と、再犯への恐怖。クスリの「後遺症」が心の中に影を落としているように思えた。(記者コラム)

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