安田顕 山手線で気付かれず…ブレーク実感なし「後ろ指でも指して」

[ 2016年1月30日 12:56 ]

映画「俳優 亀岡拓次」初日舞台あいさつを行った安田顕

 俳優の安田顕(42)が30日、初主演映画「俳優 亀岡拓次」(監督横浜聡子)が封切られた東京・テアトル新宿で共演の麻生久美子(37)とともに初日舞台あいさつを行った。

 安田が所属する演劇ユニット「TEAM NACS」が拠点とする北海道での先行公開を経ての全国拡大。立ち見も出る絶好のスタートに、安田は「こんなに華やかな場所に立つのは、私にはそうそうないこと。皆さまに感謝申し上げます」と感無量の面持ちだ。

 晴れの舞台だけに、このままシリアス路線で進めるのかと思われたが、麻生が「安田さんはとても素敵な方で、ご一緒できてうれしかった」と話すと、取材陣にメモを取るようジェスチャーで催促。だが、直後に「(撮影時は)こんなに面白い人じゃなかったです。何となくその場にいられる感じで、セットの一部のようでした。そのギャップに驚いています」と評すると、思わずズッコケた。

 昨年10~12月のドラマ「下町ロケット」などでブレーク中といわれるが、「ブレークって、意味としては休憩ですからね。ひとつも実感はございません。今日も山手線に乗っても、全く気付かれなかった。もうちょっと後ろ指でも指してほしい」と懇願。それでも、「横浜監督にとっては7年ぶりの(長編)映画。私は1年足らずの関わりですが、本当にいろんな人が長い年月をかけて関わりでき上がった映画。個人的にも心から面白い映画でした。皆さんもゆっくり楽しんでほしい」と真摯に訴えていた。

続きを表示

この記事のフォト

2016年1月30日のニュース