こんな時代だから…おばさん層も注目!硬派の深夜番組「ニッポンの過去問」

[ 2016年1月27日 12:08 ]

「上田晋也のニッポンの過去問」に出演する上田晋也(中央)、TBS龍崎孝解説委員、水野真裕美アナウンサー

 “おばさん層”も注目している硬派の深夜番組がある。

 くりぃむしちゅーの上田晋也(45)が進行役を務めるTBS「上田晋也のニッポンの過去問」(水曜深夜0・26)。昨年4月にスタートし、現代の日本につながる過去の事件や事故、政治問題、社会現象などを伝えている。

 これまで取り上げたテーマは「三井物産マニラ支店長身代金誘拐事件」「自民党40日抗争」「パンダ外交」「男女雇用均等法が変えた女性の働き方」「消費税導入」「ホテルニュージャパン火災」など。

 40代のおばさん記者にとっては「見たことはあるけれど、詳しくは知らない」という映像が流れるため、「結局、どういうことだったんだろう」と確かめたくなって画面に見入ってしまう。スタジオでは上田が絶妙な間合いで、テーマに直接かかわった関係者やゲストの専門家、コメンテーターのTBS龍崎孝解説委員らから詳しい説明を引き出すのも見やすいポイントだ。

 こうした社会問題を扱う番組は、通常はM2(35~49歳の男性)、M3(50歳以上の男性)と呼ばれるいわゆる“おやじ層”が多いが、この番組は女性の視聴者も多いのが特長。番組関係者によると、視聴者は男女ほぼ半々で、若い女性のF1(20~34歳)のほか、“おばさん層”のF3(50歳以上)も目立つという。

 テレビ関係者は「仕事から帰ってきてゆっくりテレビを見るサラリーマンと、同じように帰宅後、社会派の番組に見入る若い社会人女性、過去に見たことがある映像の真相をしっかり復習したいというF3層の興味を引いているのではないか」と話している。

 取り上げるテーマについて番組関係者は「“あの時、あの場所で、ああいう事件が起きたから、現代社会はこういうふうになっている”というものを中心に選んでいる」としている。視聴者からは「戦後から80年代にかけて、日本は熱かったんですね」という声が多いという。

 「自民党40日抗争」では、自民党の衆院議員だった“ハマコー”こと故浜田幸一氏がバリケードを撤去する著名な場面を含めたVTRも登場。番組には「昔の政治家たちはみんな迫力がありますね」「良きにせよ悪しきにせよ天下国家を語る強さがある気がします」という感想が寄せられた。

 27日の放送は「オイルショック」で当時の背景に迫る。

 制作サイドは「これから先に関して不安を持つ人が多いというの現状でしょう。そんな時代だからこそ、過去に学びつつ、今現在をどうせねばならないかを考える。われわれの時代がそのヒントの一つになればと考えています」と話している。就寝前に過去と現在を考えるひとときになりそうだ。(記者コラム)

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