仏の指揮者・作曲家のP・ブーレーズ氏死去

[ 2016年1月6日 23:17 ]

 フランスのメディアによると、フランスの指揮者で作曲家としても知られるピエール・ブーレーズ氏が5日、ドイツ南西部バーデンバーデンで死去した。90歳。死因は不明だが、病気のため療養中だった。

 1925年、フランス・ロワール県生まれ。パリ国立音楽院で作曲家メシアンらに師事し、50年代から現代音楽を代表する指揮者、作曲家、音楽理論家として知られた。作曲では「ル・マルトー・サン・メートル」、「レポン」などの作品を残した。

 ニューヨーク・フィルハーモニック、BBC交響楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団など世界の多くの有名楽団で指揮者や音楽監督などを務めた。

 来日公演も多く、89年に第1回高松宮殿下記念世界文化賞・音楽部門、2009年には京都賞を受賞した。(共同)

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2016年1月6日のニュース