大島中 リベンジ頂点!長崎県西端の島から全校生徒16人で一丸

[ 2015年12月28日 05:30 ]

中学生部門で昨年2位のリベンジとなる優勝を果たした「大島中学校 Team大島16」

 小中学生がダンスの腕前を競う「第3回全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクール」の最終日が27日、東京・赤坂ブリッツで行われた。規定曲中学生部門は、長崎県平戸市の大島中のチームが優勝。今年新設された同小学生部門は、岐阜県美濃市の大矢田小のチームが制した。また、持ち歌が規定曲に選ばれた剛力彩芽(23)と、男性4人組「DISH//」も駆けつけ、ミニライブで会場を盛り上げた。

 大島中の「Team大島16」が、2年越しのリベンジを果たした。優勝に当たる「文部科学大臣賞」としてチーム名が読み上げられると、男子は笑い、女子はうれし涙を流した。キャプテンの神山由梨さん(15)は目を真っ赤に腫らして、「胸を張って大島に帰れます」と喜んだ。

 長崎県西端の大島にある、島内唯一の中学校。病気でステージに立てなかった1人を含め登録メンバー16人が全校生徒だ。昨年は同部門で2位だった。神山さんは「本当に悔しくて悔しくて。絶対今年は優勝しようと頑張りました」。3チームに分かれた練習で互いにアドバイスを送って完成度を高め、ダンスを録画した映像もチェック。先月から、朝、昼と放課後の3部練習に取り組んできた。

 成果は発揮された。指先から頭まで、体中を目いっぱいに伸ばし、キビキビとした全力のダンスを披露した。動きは息ピッタリ、そして全員が笑顔。客席を魅了した。

 2位とのポイント差はわずかに1。「みんなの頑張りが1点に反映されたと思う」と神山さん。努力でつかんだ勝利だ。

 2位には、大阪府寝屋川市の市立第十中と東京都足立区の上沼田中が並んだ。大会の模様は、来年1月2日午前9時30分からTBSで放送。

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2015年12月28日のニュース