山本昌氏 芸能イベント初出演に満足「上々のデビュー飾れた」

[ 2015年10月21日 18:24 ]

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の30周年イベントに出演した(左から)山本昌氏と山崎武司氏

 今季限りで現役を引退したプロ野球・中日の山本昌氏(50)が21日、都内で行われた米人気映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の公開30周年記念イベントにゲスト出演。野球評論家でレーサーとしても活躍する後輩の山崎武司氏(46)とともに、劇中仕様に製作されたスーパーカー型タイムマシン「デロリアン」を乗車し走らせた。

 1989年公開のパート2で主人公のマーティとドクが85年からタイムスリップした未来が、2015年10月21日午後4時29分。山崎がハンドルを握り、山本昌は助手席に乗り込み、約750人のファンのカウントダウンに合わせ走行を開始。デロリアンは、日本環境設計がバイオエタノールで走るように開発し、米ユニバーサル映画も承認も受けた“本物”で、山本昌は、「未来の車に乗っているよう。乗り心地がいいし、素晴らしい体験をさせてもらった」と満足げに話した。

 30年前は入団2年目。映画館で第1作を見た記憶があるそうで「ペーペーで、誰も知らない選手だった。とてもやっていけるとは思えず、数年後にはクビになって学校の先生になっていたと思う」と振り返った山本。結果、32年間も現役を続け「まだ実感はわかないけれど、よく頑張ったなと思う。幸せな野球人生だった。今は野球がしたくてしようがない。一番の趣味が野球だったのかな」としみじみ話した。

 今月7日の引退登板後はクライマックスシリーズでゲスト解説を務めたが、芸能関係のイベントは初めて。「違和感だらけだけれど、楽しかったですよ。しゃれている感じだし、準備もしっかりしていて野球と違う。上々のデビューは飾れたかな」と上機嫌だった。

 そして帰り際にもう一度、デロリアンを見やり「自分で運転したかったなあ。ナンバーも取れるらしいから、これで走ると目立ちますよね」と、プロ野球界随一の車通で鳴らしただけに物欲しそうな表情。司会を務めた映画コメンテーターの有村昆(39)に購買を薦められると、「相場と相談してから」とちょっぴり色気を見せていた。

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