「天皇の料理番」が4部門制覇 主演男優賞の佐藤健「素敵な場に立てた」

[ 2015年10月21日 15:30 ]

TBSテレビ60周年特別企画・日曜劇場「天皇の料理番」の主演を務めた佐藤健

 NHK・民放各社主催の「東京ドラマアウォード2015」の授賞式が21日、都内で行われ、4月クールに放送されたTBS「天皇の料理番」が連続ドラマ部門グランプリ、キャスト陣では佐藤健(26)が主演男優賞、黒木華(25)が主演女優賞、鈴木亮平(32)が助演男優賞を受賞するなど賞を総なめした。

 「天皇の料理番」は大正~昭和期に宮内省(宮内庁)の大膳課主廚長(しゅちゅうちょう)を務めた秋山徳蔵氏をモデルに、料理人の夢をかなえるため上京した青年の成長譚。妻(黒木華)や料理の師(小林薫)に支えられ、華族の親睦の場だった華族会館、パリの超一流ホテルなどで修業。26歳の若さで皇室の料理番を任される。明治~大正~昭和の激動期を描く人間ドラマとなる。

 全12話の期間平均は14・9%。昨年10月期から2クールのテレビ朝日「相棒」を除き、今年1月期からスタートした民放のゴールデンタイム(午後7~10時)プライムタイム(午後7=11時)の連続ドラマとしては1位の数字となっている。

 連続ドラマ部門の優秀賞はNHK「マッサン」、日本テレビ「きょうは会社休みます。」、テレビ東京「アオイホノオ」、フジテレビ「デート~恋とはどんなものかしら~」、単発ドラマのグランプリはフジテレビ「オリエント急行殺人事件」、優秀賞はテレビ朝日「坂道の家」、TBS「遠い約束」、テレビ東京「永遠の0」、WOWOW「十月十日の進化論」が受賞した。

 ▼主演男優賞・佐藤健 個人賞に関しては作品に獲らせていただいた賞だと思っています。作品賞でグランプリを受賞できて共演者やスタッフの方たちと再会でき、みなで素敵な場に立つことができてすごく幸せです。

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2015年10月21日のニュース