仲間由紀恵 試行錯誤の「放浪記」 でんぐり返しは違う動作に?

[ 2015年10月6日 11:50 ]

「放浪記」で林芙美子を演じる仲間由紀恵

 名作舞台「放浪記」が約6年4カ月ぶりに復活する。通算2017回にわたり故森光子さんが演じた反骨と異端の女流作家、林芙美子役を継ぐ仲間由紀恵(35)は、厳しい稽古の真っ最中だ。日比谷・シアタークリエで行われる東京公演の初日を14日に控え「いまだ完成しているものはない」と試行錯誤の連続だが、記者の心配に「安心してください」と“どや顔”。「とにかく強気な仲間」、その自信の根拠とは!?

 とにかく明るい安村(33)のギャグを口調までそのまままねると、居合わせた一同は爆笑。仲間はいたずらっぽく笑う。一見、生真面目な印象も与えるが、その表情こそが、根っからのエンターテイナーの真骨頂。はたまた、放浪記とがっぷり四つに組み、感じた手応えゆえの余裕か。

 もちろん全裸に見えるわけではない。では何が「安心してください」なのか。まずは、舞台の代名詞ともいえる場面「でんぐり返し」だ。「いろいろ試してみようと、いろんなことを考えています」とニヤリ。まったく違う動作になる可能性もあるという。

 関係者は「あの場面の稽古で、一度として同じことをしているのを見たことがない」と証言する。森さんの時代から演出を務め、放浪記の精神世界を知り尽くす北村文典氏とともに、あらゆる選択肢を試し、推敲(すいこう)を重ねている。

 単に、目立って奇抜ならいいというものではない。「あの気難しい人物が生まれて初めてあんなに喜ぶわけですから、林芙美子の人生を象徴する大切な場面」。作者の菊田一夫氏と森さんが探し当てたでんぐり返しを安易にやめれば作品全体が台無しになると知っている。だがその上で「でんぐり返しとは違う表現をしてみようと思ってます」と決意を込める。

 「何をやる?当時(昭和初期)の文化や流行を取り入れるのもおもしろい」と水を向けてみても「それもいい考えですけどねぇ」といなす。「せめて稽古で何をやってるか聞かせて」と“とにかく欲しがる記者”への返事がふるっていた。「初日に書くことがなくなっちゃうでしょ?」。かなりの自信ありとみた。

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