伊藤黒介氏 4コマ漫画連載終了を発表「展望ない」「孤独こたえた」

[ 2015年10月3日 14:49 ]

 漫画家の伊藤黒介氏が3日、自身のブログを更新。「まんがライフオリジナル」(竹書房)で連載中の「ベルとふたりで」、「まんがライフMOMO」(竹書房)で連載中の「イヴ愛してる」の4コマ漫画2作品を終了することを発表した。「自分で決めました。理由はいろいろありますが、この仕事の先に展望がなくなりました。想像以上に漫画家というのは孤独な職業でありました」と苦しい胸の内を吐露した。

 「ベルとふたりで」は11月発売号、「イヴ愛してる」は10月発売号で最終回となる。

 伊藤氏は「普通の仕事であれば、職場には仕事を指示する上司がいて、段取りを教えたり不手際を叱る先輩がいて、相談したり愚痴を言い合ったりする同僚などいたりするものですが、漫画家はそういうものはなく、たとえ新人でもデビューして連載枠を与えられた後は全部1人で考えなきゃいけない。その孤独さへの準備ができていなかったし、結局つぶれたということです」と漫画家の特異性を説明。

 「もともと人嫌いで友人もいない性格だったけど、一切他人と会うことのない数年はしみじみとこたえた。他人と全く話さないから見識が全然広がらなくて、学生当時から増えていない知識量でひねりだ出すネタも枯れ果てました」「自分の漫画がウケてるのか、どこをいじればよくなるのか見当がつかず、1人で描いてはデータを送っているだけの独り相撲の状況を自覚した途端、ワーッと嫌になって、衝動的に全部ぶん投げたというのが実情です」などと連載終了を決めた心境を明かした。

 今後については「いまさら漫画以外にできることもなく、当面の仕事の話もあり、もう少しやってみるつもりです。おそらく成年漫画というジャンルになると思います。漫画の相談ができる相手とか、手伝ってくれる人とか探したり、効率よく作業できる形とか、そういうのを考えてみます。漫画家というのを舐めてたので、今度はちゃんと準備する。それでダメなら、それまででしょう」とした。

 伊藤氏は2007年、竹書房とライブドアが共催した第1回Y―1グランプリで2度の奨励賞。「ベルとふたりで」が12月期の月間賞となり「トモエの風景」でデビューした。

続きを表示

「美脚」特集記事

「内田裕也」特集記事

2015年10月3日のニュース