大河「真田丸」主役・堺らキャストずらり ヒロインは長澤まさみ

[ 2015年7月10日 11:10 ]

16年NHK大河ドラマ「真田丸」キャスト発表会見に出席した堺雅人

 俳優の堺雅人(41)が主演する来年のNHK大河ドラマ「真田丸」の新たな出演者がが10日、東京・渋谷の同局で発表された。主役の堺に加え、新キャスト17人が顔をそろえた。

 安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した真田幸村として知られる戦国時代の武将、真田信繁(のぶしげ)の生涯を描く大河ドラマ第55作目。大河ドラマで幸村を主人公にするのは初めてで、脚本を三谷幸喜氏(53)が担当。三谷氏が大河ドラマの脚本を手掛けるのは、04年の「新選組!」以来で2度目。堺の大河出演は04年「新選組!」、08年「篤姫」に続き3度目。三谷氏とは「新選組!」に続きタッグを組むことになる。

 「これだけのキャストに囲まれ、ワクワクしています」と堺。「逆風に翻弄されながら、“真田丸”の乗組員の方の愛情や強さにひかれ、僕自身のペースを作りながら、翻弄されながらの1年になると思うが、それが楽しみ。皆さんの素晴らしい演技を期待して、楽しみしています」と目を輝かせた。

 これまで主役の堺のみが発表されていたが、この日、追加キャスト21人が一気に発表された。信繁の兄・信幸役の大泉洋(42)は「龍馬伝」(10年)以来2度目の大河出演。豪華キャストに囲まれ、大泉は「非常に人気のある役ですし、長野の皆さんの誇りという男を演じることにかなりの緊張をしています。今までのイメージとはだいぶ違う役なので、誠実に演じられれば」と神妙にあいさつした。

 信繁の父・昌幸を演じる草刈正雄(62)は7度目の大河出演で、同局の「真田太平記」(85年)では真田幸村を演じている。信繁の姉・松役に木村佳乃(39)、母・薫役に高畑淳子(60)がそれぞれ決まった。また、信繁の最大のライバルである徳川家康役は内野聖陽(46)。「お前じゃないだろ!って声が聞こえてくるようですが」とキャスティングに恐縮しつつ「変わった奇想天外な徳川家康が見られると思う。三谷さんの本ですから、こういう家康か!ってのが出てくると思う。三谷さんの家康を存分に楽しんで演じたい」と意気込んだ。そのほか、草笛光子(81)、寺島進(51)、中原丈雄(63)、藤井隆(43)、平岳大(40)、段田安則(58)、遠藤憲一(54)、吉田羊(年齢非公表)、藤岡弘、(69)、高嶋政伸(48)、斉藤由貴(48)、近藤正臣(73)が出席。会見に欠席した長澤まさみ(28)、黒木華(25)、西村雅彦(54)、藤本隆宏(44)の出演も発表された。

 長澤は本作のヒロインで、真田家重臣・高梨内記の娘で青春時代からクライマックスの大坂の陣まで、信繁の波乱の人生を側室として支え続ける「きり」を演じる。長澤の大河出演は「功名が辻」(06年)、「天地人」(09年)に続き、3度目。

 黒木と藤井が大河ドラマ初出演。忍びの佐助を演じることになる藤井は緊張気味に登壇するも「忍術を使うということで猛特訓中です。馬より速く走れ!を言われたので、馬より速く走るトレーニングをしています」とあいさつし、笑わせていた。「真田丸」は来年1月より全50回で放送される。9月初めにロケからクランクインする。

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