日本&トルコ合作映画 内野聖陽自信「次世代に誇れる」

[ 2015年7月10日 05:30 ]

映画「海難1890」クランクアップ報告会見で報道陣の質問に答える忽那汐里(左)と内野聖陽

 日本とトルコの合作で、両国の友好関係の原点となった事象を描く映画「海難1890」(12月5日公開、監督田中光敏)のクランクアップ報告会見が9日、都内で開かれ、主演の内野聖陽(46)、忽那汐里(22)らが登壇した。

 会見の冒頭、安倍晋三首相、エルドアン大統領という両国トップのビデオメッセージが流された。安倍首相は「“海難1890”を成功させる会」の最高顧問も務めており、「両国民の感動と共感が生まれ、さらに友好が深まることを期待している」と語った。エルドアン大統領も「全世界の人々に届けられることを期待」と、両国の“国家級プロジェクト”の成功を願った。

 1890年に和歌山・串本沖で沈没したトルコ軍艦エルトゥールル号の船員を助けた日本人、1985年に戦時下のイランで日本人を救出したトルコ人を描き、両国の友好を浮かび上がらせる作品。撮影は両国で行われ、5月31日に終了。医師を演じた内野は「次世代に誇れるものになる」と自信の表情。撮影では船員を演じたトルコ人俳優全員がずぶ濡れになったが、「“寒い”“帰りたい”と一言も言わない。国の威信を背負ってきてくれていると感じた」と話した。

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2015年7月10日のニュース