美術出版社 CCCグループ会社をスポンサーに事業再建へ

[ 2015年5月19日 22:30 ]

 東京地裁への民事再生法の適用を申請していた美術出版社が19日、カルチュア・エンタテインメントをスポンサーとして選定したことを発表した。

 美術出版社は美術雑誌「美術手帖」などで知られる美術系の老舗出版社。3月11日に民事再生手続きを開始した直後からスポンサー選定手続きを実施し、15日に多数の候補者の中からカルチュア・エンタテインメントを選んだという。

 その理由について「カルチュア・エンタテインメントは、TSUTAYA、蔦屋書店及びTポイントプログラムを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社のグループの中で、映像、音楽、出版等の企画・制作を担う会社です。アート系書籍及び雑誌を含む幅広い出版物を取り扱うのみならず、近年は美術関連事業にも注力されており、弊社事業との親和性が極めて高いことから、同社をスポンサーに選定させていただきました」と説明。

 「今後は、スポンサーであるカルチュア・エンタテインメントのもとで事業の再建を図って参ります。そして、全社一丸となって事業の再生に取り組んでいく所存です」とした。

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2015年5月19日のニュース