柄本明“いかりや長介さん後継”で23年ぶり地上波ドラマ主演

[ 2015年3月7日 07:20 ]

TBS「新 法廷荒らし 猪狩文助」で23年ぶりに地上波ドラマに主演する柄本明。右は故米倉斉加年さん

 俳優の柄本明(66)が、23年ぶりに地上波のドラマに主演する。TBSのスペシャルドラマ「新 法廷荒らし 猪狩文助~終の棲家~」(16日後9・00)で凄腕弁護士・猪狩文助を演じる。

 2001~03年に、故いかりや長介さんが猪狩を演じた人気シリーズ。猪狩は、とぼけた性格で一見するとうだつの上がらない偏屈な老人だが、法廷ではしたたかな作戦で核心に迫る個性的なキャラクターだ。

 柄本は「わがままで傍若無人な人。わざわざ嫌なことを言うのは面白いですよ」とノリノリ。「いかりやさんじゃなくても、皆さんに見てほしいです」とアピールしている。

 今作では、複雑な人間関係が渦巻く老人ホームで起きた殺人事件に挑む。撮影は13年12月に行われ、翌14年8月に急死した故米倉斉加年さんが、事件解決のカギを握る老人ホームの入所者で鉄道マニアの老人を演じている。「最後の共演でした。さすがだなと思ったのが印象に残っています」としみじみ。見どころが詰まったミステリーに仕上がっており、いかりやさん版に続くシリーズ化についても「そうなればいいなと思っています」と意欲をみせた。

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2015年3月7日のニュース