順子ママしんみり「感謝しかない」22歳でスカウト、親交半世紀

[ 2014年9月16日 07:31 ]

銀座「クラブ順子」の田村順子さん

山口洋子さん死去

 銀座「クラブ順子」の田村順子さんは「ママと一緒に働いた2年間が、人生の中で一番幸せだった」としのんだ。

 銀座に来ていた22歳の時、「姫」にスカウトされ、親交は半世紀に及ぶ。4月初旬、見舞った際には「テレビで五木さん、山川(豊)さんが歌ってましたよ」と伝えると、いつもと変わらぬ笑顔を返すほど元気だったという。「帰るときに“ママきれいよ”と言うとニッコリ笑って“順子ちゃんもきれいよ”って」。これが最後の会話となった。「今の私があるのは山口さんがいてくれたおかげです。今は感謝の言葉しかない」と悲しみに暮れている。

 ▼平尾昌晃(作曲家)あまりにも突然で、言葉もありません!「よこはま・たそがれ」でコンビを組んで数多くの作品をつくりました。洋子さんの詞にはリズム感があり、作曲しやすく楽しかったです。また新曲を頼みたいと思っていましたが、今となっては、実現できずに、とても悔しいです。洋子さんのおかげで五木ひろしくんも中条きよしくんも、現在の活躍があると思います。まだ信じられませんが、洋子さん、ありがとう。

 ▼八代亜紀(歌手)先生には「もう一度逢いたい」など何曲も作詞していただきました。最近はお会いできていなかったのですが、昭和の時代を一緒に歩ませていただいた先生でした。非常に女心を巧みに表現される方で、歌う上で非常に勉強になりました。とても素晴らしい歌詞を書かれる先生でしたので、もっともっと書いてほしかったです。

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2014年9月16日のニュース