安西マリア 脳死状態 延命措置取らず

[ 2014年3月8日 06:06 ]

76年当時の安西マリア

 都内の病院に救急搬送され、危篤状態になっていた歌手の安西マリア(60)が脳死状態となっていることが7日、分かった。

 関係者によると、約1時間にわたって心臓が一時停止。その後、蘇生したが、脳死状態となった。息子と親族の承諾もあり、現在は延命措置を取っていないという。

 先月20日午後8時半ごろ、胸の苦しみを訴えて自ら119番通報。心筋梗塞と診断され、集中治療室(ICU)に入っていた。病院では息子が付き添い、親族や関係者らも駆け付けたという。

 昨年6月にテレビ出演した際には長年、うつ病を患っていたことを告白したが、倒れる直前まで全国でライブ活動を行うなど元気な姿を見せていた。

 19歳だった73年に歌手エミー・ジャクソン(68)の歌をカバーした「涙の太陽」でデビュー。50万枚超の大ヒットとなり、同年の第15回日本レコード大賞新人賞を受賞した。祖父がドイツ人のクオーター。テレビや映画など女優としても活躍した。

 78年に芸能界を引退しハワイへ移住。83年にデビュー時のマネジャーだった男性と結婚し、男児をもうけたが離婚。00年ごろから音楽活動を本格的に再開していた。

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