佐村河内氏 なぜこのタイミングで会見?ドタバタの裏側 

[ 2014年3月8日 05:55 ]

会見で挙手する報道陣を指名する佐村河内守氏
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 約300人の報道陣が押し寄せた会見には、音楽活動時のスタッフはおらず、佐村河内氏が自分で取り仕切った。

 このタイミングでの会見は、新たな代理人の弁護士が内定したからとみられる。新垣隆氏を名誉毀損で訴えることを発表するには、代理人内定は不可欠だった。

 当初は先月14日予定で準備が進んでいたとの情報もある。ある民放局が仕切り、この局には独占インタビューの見返りもつくはずだった。だが、会見前夜、土壇場で同局の編成サイドのトップが中止させた。当時の担当弁護士は、同15日に意見の相違で辞任している。

 結果的に、自力で会見することになり、報道各社への連絡は前日に知人が匿名で各局などに電話。「佐村河内氏が会見する」と伝え、ファクスを送信した。

 会場は港区芝の東京グランドホテル「桜の間」。正規料金は3時間で16万1700円。佐村河内氏が自ら予約したとみられるが、ホテル側は「個人情報に関わることなので明かせない」

 受付は設けず、入り口付近で警備員が「名刺を出して」などと業務を代行。司会者も用意せず、質疑応答は佐村河内氏が質問者を指名する形で進行。終了直後は扉の前に警備員が立ちはだかり、同氏が立ち去るまでは報道陣を外に出させない厳戒態勢だった。警備員は4人おり、ホテル側が用意した。

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