別人作曲 レコード会社「大きな憤り」…発売元として謝罪も

[ 2014年2月5日 13:30 ]

佐村河内守氏

 聴力を失った作曲家で「現代のベートーベン」と呼ばれる作曲家の佐村河内守氏(さむらごうち・まもる=50)の楽曲は別人が作曲していたことが5日、分かった。レコード会社・日本コロムビアは同日、公式サイトに見解を発表。「驚愕しており、大きな憤りを感じております」とし「商品の発売元として責任を痛感しており、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 同社の発表は以下の通り。
 
 作曲家 佐村河内守氏につきまして

 本日、当社(日本コロムビア)は作曲家佐村河内守氏の代理人弁護士より、佐村河内守氏は十数年前より自身の作曲活動について、記譜行為などの一部の作曲行為を特定の第三者の手により行ってきたとの連絡を受けました。

 当社といたしましては、この内容に驚愕しており、大きな憤りを感じております。

 当社より発売いたしました佐村河内守氏作曲の作品については、当然に本人からは「自身が作曲した作品である」との説明を受けており、さらに、佐村河内守氏は自身が作曲者である旨を著作権管理団体に対して登録していることを確認の上で、販売を行って参りました。

 しかしながら、当社より発売したCD等の商品につきましては、結果として、作曲者については不適切な表示であり、また、創作活動の背景などについても誤った表現をしたまま販売活動を行ってきたこととなります。

 この点につきましては、商品の発売元として責任を痛感しており、深くお詫び申し上げます。

 今後は、当社としても今回の事態に関する事実関係を精査した上で、再発防止策を検討して参ります。

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