佐村河内守氏 全国ツアー中止に…制作会社 報道で知る「憤り」

[ 2014年2月5日 16:02 ]

佐村河内守氏

 聴力を失った作曲家で「現代のベートーベン」と呼ばれる作曲家の佐村河内守氏(さむらごうち・まもる=50)の楽曲は別人が作曲していたことが分かった5日、コンサートを企画制作するサモンプロモーションは佐村河内氏関連の公演をすべて中止すると公式サイトで発表した。

 同社も「本日、佐村河内守氏の楽曲に関しまして、作曲行為を特定の第三者の手によって行われたという事を報道により知らされました。弊社はその事実を知らされず公演を企画・実施しており、この事実に驚愕し、大きな憤りを感じております」と寝耳に水。

 「今後、弊社で予定しておりました佐村河内守関連公演につきましては、すべて中止とさせていただき、お買い求めいただきましたチケットについては、お買い求めのプレイガイドの利用規約に則り、チケット代金の払戻しをさせていただきます」としている。

 予定されていたコンサートは、佐村河内守作曲ピアノ・ソナタ第1番&第2番「世界初演ツアー」と銘打ち、世界的ピアニスト、ソン・ヨルムによるもの。今後は4月5日の東京公演から同28日の岡山公演まで6公演、13日の大阪公演には佐村河内氏が来場予定だった。

 また、佐村河内守作曲交響曲第1番 ≪HIROSHIMA≫全国ツアーは、今後は2月23日の長崎公演から6月8日の山梨公演まで予定されていた。

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2014年2月5日のニュース