日本S影響?「八重の桜」第44話で最低更新の10・0%

[ 2013年11月5日 10:30 ]

NHK大河ドラマ「八重の桜」で主人公・八重を演じる綾瀬はるか

 綾瀬はるか(28)主演の2013年NHK大河ドラマ「八重の桜」(日曜後8・00)の第44話が3日に放送され、平均視聴率が10・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが5日、分かった。初回21・4%でスタートした同作だが、これまでの最低は前回(10月27日放送)で記録した11・5%だったが、第44話でこれを下回った。

 第44話は楽天が初の日本一を決めた「プロ野球・日本シリーズ 楽天―巨人 第7戦」(テレビ朝日系)と放送時間が重なり、高視聴率を獲得していることから、この影響を大きく受けたと思われる。44話までの平均は14・7%。

 会津藩(現在の福島県)の出身で、戊辰(ぼしん)戦争では銃を持って戦い、“幕末のジャンヌダルク”と呼ばれ、のちに同志社大学を創設した新島襄の妻となる山本八重(1845~1932)の波乱に満ちた生涯を描く物語。時代の変化にも臆することなく、激動の幕末を勇ましくしなやかに生き抜いた八重を大河ドラマ初出演の綾瀬が演じる。東日本大震災を受け、被災地の復興を支援するドラマとして企画されたもので、幕末史はこれまで表立って語られなかった敗者から見た維新の物語として描かれている。

 綾瀬のほかに、八重の兄で、襄と八重のキューピットとなる山本覚馬を演じる西島秀俊(42)、八重の1人目の夫・川崎尚之助を演じる長谷川博己(36)、新島役のオダギリジョー(36)をはじめ、及川光博(43)、高嶋政宏(47)、生瀬勝久(52)、綾野剛(31)、玉山鉄二(33)ら豪華な面々が出演している。

 「襄の遺言」と題された第44話は、私学である同志社の生徒が徴兵の対象となり、襄は伊藤博文(加藤虎ノ介・39)を訪ね、官立の学生と同等に、徴兵免除を訴えるも認められない。同志社からの退学者が後を絶たない中、襄は同志社英学校を大学にする資金繰りのため、渡米する。留守を任された八重だったが、女学校の運営方針を巡って、米国人宣教師たちと口論となり、険悪な状態になる。そこへ、スイスの襄から遺書が郵送されてくる。一方、覚馬のもとには、青森から青木(永瀬匡・20)という書生が訪ねてきて、山本家に住み込み始めるが、次第に時栄(谷村美月・23)に好意を寄せるようになり…という展開だった。

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2013年11月5日のニュース