ビッグダディ「何の能力もない」　芸能界進出はキッパリ否定

初のレシピ本「ビッグダディ痛快レシピ２９」発売記念イベントで、イベント前に取材に応じた林下清志さん

　テレビ朝日「痛快！ビッグダディ」で人気の林下清志さん（４８）が２５日、東京・福家書店新宿サブナード店で初のレシピ本「ビッグダディ痛快レシピ２９」（小学館）の発売イベントを開いた。

　林下さんは９１年に事務員の女性と結婚、３度の結婚と離婚を繰り返し、９人の子供をもうけた。１１年に結婚した前妻の美奈子（３０）との間には１男がいる。番組は４月放送回で過去最高の平均視聴率１９・３％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録したこともあり、林下さんが作る“節約料理”も話題となっていた。

　林下さんは「いつも我が家で作っている状態のレシピです。出来上がりは家族の写真集になっていて、いい思い出になりました」と仕上がりに満足の表情を浮かべた。４月に発売された初の著書「ビッグダディの流儀」の時以来、報道陣に囲まれての取材となったが、「何の努力があって、知名度を上げたわけではないので、ものすごくラッキーな人生ですね」。

　前妻の美奈子は今月から芸能事務所に所属し、タレントとしての活動を開始した。林下さんは自身の芸能界入りについては「あり得ないです。何の能力もないので」とキッパリ。「たまたま子供が多いってだけで取材対象になって、こういうお話をいただいているだけ。それは忘れないようにしないと。こんなラッキーなことはないんだって、バランスをとっていかないと」としつつ、「もし許されるなら、本も書いてみたい。前回は自分のやっていた番組のイメージを壊さないように、番組の中の話し方で書いていたので、今度は文章として書いてみたい」と話した。