宮崎アニメ「風立ちぬ」ベネチア国際映画祭出品

[ 2013年7月25日 19:16 ]

 8月28日に開幕する第70回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門の上映作品に宮崎駿監督のアニメーション映画「風立ちぬ」が選ばれた。映画祭事務局が25日、発表した。

 コンペ部門にはこのほか、フィリップ・ガレル監督やテリー・ギリアム監督らの新作19本が出品され、最高賞「金獅子賞」を競う。

 審査員長は「ラストエンペラー」で知られるイタリアのベルナルド・ベルトルッチ監督。映画祭はイタリア・リド島で9月7日まで開催される。

 宮崎監督は3度目の同部門出品で、2005年には栄誉金獅子賞を受賞している。

 「風立ちぬ」は宮崎監督の5年ぶりの新作で、全国公開中。宮崎監督は「リド島はとてもすてきな島です。今回は映画祭に参加できません。(劇中に登場するイタリア人の孫の)イタロ・カプローニさんにお会いできなくて残念です」とのコメントを出した。

 また、斬新な作品を集めたオリゾンティ部門に園子温監督「地獄でなぜ悪い」が出品。他に、クラシック部門で今年1月死去した大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」などが上映される。

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2013年7月25日のニュース