[ 2010年11月6日 06:00 ]

定期公演でマーラーの作品をシリーズで演奏しているNHK交響楽団

 筆者はまだ彼の実演に接したことはないがドイツのオーケストラ関係者の話やインターネット上にアップされている動画などの情報を総合するとメッツマッハーのように斬新な解釈やアプローチというよりは楽曲を真正面から捉えてジックリと掘り下げていくタイプのようだ。まさにN響の歴史を築いてきた指揮者たちの系譜の延長線上に存在するキャラクターの持ち主といえよう。今回の演奏の成否によっては今後、両者の関係が深まっていく予感も大。N響ファンには注目の節目となる初顔合わせである。

続きを表示

2010年11月6日のニュース