全盲歌手・清水博正が群馬・渋川市の観光大使に

[ 2010年11月6日 18:12 ]

渋川市の阿久津市長(左)から委嘱状を受け取る清水博正

 第4弾シングル「帰りたいなァ」が好調の全盲の演歌歌手・清水博正(20)が、出身地、群馬・渋川市の観光大使「しぶかわ観光大使」に任命されたのを記念して6日、同市内の「道の駅 こもち」で観光大使委嘱状交付式&ミニコンサートを行った。

 野外特設ステージの前に大勢の地元ファンが詰めかける中、委嘱状交付式で渋川市の阿久津貞司市長が「渋川市を元気にするためにもぜひ博正くんにこの渋川市を宣伝していただきたく、『しぶかわ観光大使』をお願いしました」と、委嘱理由を説明。「博正くんがぜひ紅白歌合戦に出られるよう皆さんと一緒に応援していきたい」とアピール。
 その阿久津市長から委嘱状を受け取って感激の清水は「僕自身が生まれ育った大好きなこの町の観光大使として、これから全国に群馬県渋川市を広めていきたいと思います」とあいさつ。
 その後、就任記念ミニコンサートを開き、「ひろちゃ~ん!」という熱い声援が飛び交う中、新曲「帰りたいなァ」をはじめ、「デビュー曲「雨恋々」、「NHKのど自慢チャンピオン大会」(2007年)でグランドチャンピオンを受賞したときに歌った神野美伽の「雪簾」、群馬県を代表する観光名所・赤城山を舞台にした故・東海林太郎さんの大ヒット曲「名月赤城山」など全8曲を熱唱し、「山、川、温泉といった豊かな自然、ネギ、こんにゃくなどおいしい食べ物、そういった渋川市の素晴らしいところを全国に広めていけたら…」と話していた。

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2010年11月6日のニュース