きく姫と破局の花緑“追っかけ”女性と結婚へ

[ 2009年12月19日 06:00 ]

独演会のポスターを前に「自分でも驚いていますが、真剣です」と戸惑いつつも喜びを語る柳家花緑

 落語家の柳家花緑(かろく、38)=本名小林九(きゅう)=が年上のOL女性(42)と結婚を前提に真剣交際をしていることが18日分かった。母の喜美子さん(66)にも紹介済みで、近く同居を始めて来年夏にもゴールインの予定。花緑は5月に女性落語家の林家きく姫(39)との8年余りの同棲生活を解消しており、その後に運命の出会いとなった。

 花緑はスポニチ本紙の取材にきく姫との別れから切り出した。最終的な話し合いは人間国宝だった祖父・五代目柳家小さん師の命日(5月16日)の前夜だった。「“お互い仕事の道を優先させて頑張ろう”ということで話し合い、別離を決意しました」と明かした。翌日には五代目が眠る世田谷区の乗泉寺に一門で墓参。その際にきく姫との別れも報告してきたという。

 新恋人との交際がタートしたのは8月。一部で先に破局が報道されたことに困惑しており「混同され誤解されたら、きく姫さんにも女性にも申し訳ないし、自分の本意ではない」と複雑な胸中を語った。
 花緑によれば、新恋人は東京都出身。気配りの行き届いた優しい女性で、2年以上前から花緑の“追っかけ”をしていた熱烈なファン。7月に女性から100人規模の落語会への出演を懇願され、それに応えたことから親密になり、交際に発展した。「だから、僕の中ではいろいろなことが決着していてのことなんです。矛盾はないんですが、先に“別れ”が報道されてしまって誤解されるのが凄くイヤなんです」と重ねた。
 23日から26日まで新宿・紀伊国屋ホールで独演会を開催、新ネタ5席を連夜披露する花緑。そのため稽古の真っ最中でもあり、また相手の女性が普通のOLさんとあって「プライベートなことでもありますし、結婚が決まるまで一切取材は遠慮させていただきたい。温かく見守っていただけますように」と締めくくった。

 ◆柳家 花緑(やなぎや・かろく)1971年(昭46)8月2日、東京都生まれの38歳。87年に母方の祖父である五代目柳家小さんに入門。94年に真打ちに昇進。春風亭小朝らと「六人の会」でも活躍中。NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」では子供たちの間に「寿限無」を広めた。

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2009年12月19日のニュース