2度の離婚も…大原麗子さん 好感度NO.1の悲しい最期

[ 2009年8月7日 06:55 ]

 映画「おはん」(84年)の芸者、NHK大河ドラマの「春日局」(89年)の乳母--数々の名作に出演し、タレント好感度ランクで14回も1位に輝いた女優の最期は孤独なものだった。

 大原さんは1964年にNHKの新人オーディションに合格、同局のドラマ「幸福試験」で女優デビュー。ハスキーボイスと日本的な美ぼうで人気を博した。映画「男はつらいよ」では78、84年と2度、マドンナを務め、昭和を代表する女優の1人となった。「すこし愛して、なが~く愛して」のキャッチコピーで話題になったサントリーレッドのCMに出演し、ファン層を広げた。
 スクリーンやテレビ以外でも、美人女優として話題を振りまいた。73年に俳優の渡瀬恒彦(65)と結婚したが、78年に離婚。80年には人気絶頂だった歌手・森進一(61)と再婚。2度目の結婚も4年しか続かず84年に離婚となった。森は離婚の際「家の中に男が2人いた」とコメントし話題となった。
 「獅子の時代」(80年)、「山河燃ゆ」(84年)などNHK大河ドラマの常連でもあったが、1999年に手や足に力が入らなくなる病気「ギラン・バレー症候群」を発症。治療に専念するため2年間芸能活動を休止した。
 昨年11月、同症候群のために自宅のガレージで転倒。自ら救急車を呼び病院へ搬送され、右手首2カ所骨折と診断された。大原さんは都内の自宅のインターホン越しに「リハビリを含めて2、3カ月で治るんじゃないの」などと元気に話していた。

続きを表示

2009年8月7日のニュース