「栄冠は君に輝く」の古関裕而さん生誕100年

[ 2009年8月7日 18:03 ]

 高校野球の「栄冠は君に輝く」や早稲田、慶応大の応援歌などを手掛けた福島市出身の作曲家、故古関裕而さんが8月で生誕100年。功績をたたえようと、慶大応援指導部や古関さんの母校、福島商高吹奏楽部などが参加するコンサートが10日、福島市で開かれる。

 古関さんは「君の名は」などのヒット曲をはじめ、早大応援歌「紺碧の空」や慶大の「我ぞ覇者」、プロ野球阪神の「六甲おろし」、巨人の「闘魂こめて」などライバル同士のスポーツ音楽も作曲している。
 福島市古関裕而記念館の紺野啓三館長(60)は「古関メロディーは人に活力を与える。だからこそ、ライバル双方の応援歌を古関が作曲することになったのだろう」と説明する。
 コンサートは福島商高同窓会などが企画。当初参加を予定していた早大応援部は、新型インフルエンザの集団感染の疑いがあり、辞退した。
(共同)

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2009年8月7日のニュース