押尾容疑者、通報まで4時間…保護責任者遺棄致死罪?

[ 2009年8月7日 06:00 ]

 俳優の押尾学容疑者(31)の麻薬使用事件で、押尾容疑者が「錠剤を飲んだ女性に異変が生じ、怖くなって部屋を出た」と供述していることが6日、分かった。警視庁麻布署では、重篤な症状の女性を放置して必要な保護をしなかった「保護責任者遺棄致死罪」にあたるか、当時の詳しい行動を調べている。

 麻布署によると、押尾容疑者は2日午後2時半すぎから、東京都港区の六本木ヒルズのマンションの部屋で、銀座のクラブのホステスだった女性(30)と一緒にいた。

 そして午後5時頃までの間に、女性と錠剤を飲み、女性が2錠目を飲んだ時に異変が生じた。押尾容疑者はその時の様子を「意識を失い、口から泡を吹いていた」と説明しており、明らかに重篤な症状だった。この直後からの行動に不可解な部分が出てきている。

 検視の結果では、死亡したのは午後3時から5時頃。押尾容疑者に呼ばれた友人が119番通報をしたのは午後9時19分。少なくとも通報までに4時間はかかっていることになる。

 その間、押尾容疑者は友人2人とマネジャー2人を呼び出した。しかし、救急隊員と警察官が駆けつけた時、マネジャーらを残して自分は部屋から立ち去っていた。この理由を「怖くなって部屋を出た」と説明。別のフロアの部屋に移動するなどしたが、最終的にマンションから外出したとみられる。

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2009年8月7日のニュース