ファンからの猛反撃に鳩山総務相が発言撤回

[ 2009年4月25日 06:00 ]

 公然わいせつの疑いで逮捕された草なぎ剛(34)に対して、23日に「最低の人間」などと非難した鳩山邦夫総務相が24日、「言い過ぎた」と発言を撤回した。

 地上デジタル放送推進のCMキャラクターに起用した草なぎの不祥事に「最低の人間としか思えない」「めちゃくちゃな怒りを感じる」「絶対許さない」と厳しく語ったが、1日でトーンダウン。1夜明けた24日の閣議後の記者会見で「“最低の人間”と言ったのは、言い過ぎだった。率直に反省する。人間は人間を評価できない」などと語った。
 鳩山氏の「最低の人間」などの発言はニュースで繰り返し放送されており、事務所に「言い過ぎだ」「草なぎの何を知っているのか」など抗議電話やファクスが殺到。中には「ブタ」「デブ」など鳩山氏の容姿を中傷するものもあったという。
 国民的アイドルの熱狂的支持者からの“猛反撃”に、鳩山氏も白旗。「地デジ推進の役割としての期待が大きかっただけに失望も巨大だった。彼も反省して出直してほしい」などと弁明した。ただ草なぎのCM降板については「やむを得ない。選び直す」と述べた。

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2009年4月25日のニュース