母は娘の死知らぬまま…清水由貴子さん通夜

[ 2009年4月25日 06:00 ]

大好きな花に囲まれる清水由貴子さんの遺影

 父の眠る静岡県小山町の冨士霊園で自殺したタレント清水由貴子さん(享年49)の通夜が24日午後6時から同県御殿場市の斎場でしめやかに営まれた。清水さんのそばで車いすに座ったまま意識を失っていた母親(77)は体調が思わしくなく欠席。同市内の病院で療養に努めているが、関係者は娘の死をまだ伝えていないという。

 硫化水素を発生させて自ら命を絶った清水さん。そばに置かれたメモの中には「東京で葬儀はあげないでください」という一文があった。他人思いで知られただけに“ひっそりと”という思いがあったようで、2006年まで所属した事務所「芸映」関係者らもその遺志をくんで御殿場での通夜となった。
 近くに富士山が望める斎場も、この日は曇天で霊峰は姿を見せず。通夜が始まる頃には涙雨か、ポツポツと一筋二筋と落ち始めた。糖尿病や腎臓病を患っている母親は血圧が高く熱発も見られたことから関係者の配慮で欠席。21日に保護されて以来、会話ができる状況ではなく、娘の死も伝えていないという。そんな母に代わって妹(42)が気丈に喪主を務めた。
 近親者ら約40人が参列し、妹は「生前、姉は花が大好きでお花屋さんになりたいと言っていました。こんなにお花に囲まれて、さぞ喜んでいると思います」とあいさつした。祭壇中央の遺影は清水さんが芸映を退社する1年ほど前に撮影された最後の宣材写真。本人お気に入りのショットで、明るい笑顔が参列者の新たな涙を誘った。
 角川博(55)、相本久美子(50)、櫻井淳子(36)ら芸映所属のタレントが焼香に列をつくり、故人が「大将」と呼んで慕っていた萩本欽一(67)ら“欽ちゃんファミリー”のメンバーは密葬の意図をくんで、それぞれの仕事場から手を合わせた。
 戒名は「慈孝由和清大姉(じこうゆうわせいだいし)」。死の直前まで母親の介護に務めた清水さんらしく親孝行の「孝」の字が入れられた。30年近くマネジャーを務めた富士原光男さん(57)は「棺にはたくさんの花を入れてカラフルに送ってあげたい」と話した。葬儀は25日午前11時から同所で営まれる。

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