石川・輪島に「永井豪記念館」

[ 2009年4月25日 15:26 ]

記念館のオープンを記念して、人気キャラクターをボードに描く永井豪」

 「デビルマン」「マジンガーZ」「キューティーハニー」など数々のヒット作で知られる人気漫画家・永井豪さん(63)の作品の歴史や原画などを紹介する「永井豪記念館」が石川県輪島市に完成し25日、オープニングセレモニーが行われた。

 「輪島朝市」で知られる朝市通りに、総事業費1億2300万円をかけて建てられた記念館には、9分の1のマジンガーZ像(高さ2メートル)や多数の原画、時代劇漫画ヒーローのパネルなどを展示。パソコンによる単行本の閲覧、漫画家の体験コーナーなど“永井ワールド”を存分に楽しめる。
 竣工式典には永井さんをはじめ、石川県の谷本正憲知事、輪島市の梶文秋市長、衆議院議員の北村茂男氏らが出席してテープカットを行った。梶市長から名誉館長の委嘱状を受け取った永井さんは「ずっと心のふるさととして輪島を愛してきました。漫画家生活42年間の軌跡が記念館という形になってとても喜んでおります」とあいさつ。エントランスに設置された大型液晶テレビ横の黒いボードに、白いペンを取って自ら人気キャラクターを描き、サインと当日の日付を記してオープンの記念の証とした。
 また「私のファンは海外にも多いので、日本だけではなく、海外の人たちにもぜひ来ていただきたい。そして、輪島の町を世界中にアピールしていきたい」と話していた。
 入館料は、大人500円、子ども200円、開館時間は午前9時から午後5時まで(年中無休)。

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2009年4月25日のニュース