「紅白出たい」吉本演歌歌手水木ケイを青田買い

吉本興業初の本格演歌歌手・水木ケイ（左）と小籔千豊

　吉本興業初の本格演歌歌手・水木ケイ（１９）が２２日、大阪市中央区の「なんばグランド花月前ＹＥＳ広場」でデビューイベントを開催した。

　約３００人のファンを前に、この日発売された１ｓｔシングル「海椿」と、カップリング曲「千日前ラプソディー」の２曲を披露。「やっと夢がかないました。一生懸命頑張ります」と頭を下げると大きな拍手を浴びた。
　イベントには、ＡＢＣのバラエティー「爆笑ふれあいコメディ　こちらかきくけ公園前」（日曜正午）で、水木扮する看護師が勤務する病院の院長を演じる吉本新喜劇座長の小籔千豊（３５）も応援に駆けつけ、花束を贈呈。「ＣＤを買うように促す営業的なことをしていきたいと思います」と後押しを誓った。
　今後の目標を聞かれた水木は「紅白に出たい」ときっぱり。小籔も「今のうちに恩を売っておいて、紅白に出るときは僕がその後ろで出させてもらいます。青田買いです」と笑わせた。
　さらに、小籔に「ＥＸＩＬＥとかは聞かへんの？」と尋ねられた水木は「ＥＸＩＬＥも聞きますし、『プリン』も聞いてます」と、小籔がメジャーデビューを果たした曲名を挙げるなど、軽快なトークも披露。思わぬ返しに小籔は「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべていた。

　◆水木　ケイ（みずき・けい）１９８９年（平１）５月１９日、大阪府出身。趣味・特技はトロンボーンの演奏。影響を受けたアーティストは美空ひばり、藤山一郎。夢は「みんなに愛される歌を歌える人になること」。