【侍ジャパン】槙原寛己氏 大谷の怖さ…投手の立場では“もう投げる球がない”状況からの一発

[ 2026年3月7日 05:31 ]

第6回WBC1次ラウンドC組   日本13ー0台湾 ( 2026年3月6日    東京D )

WBC1次R<日本・台湾>2回、大谷は満塁弾を放つ(撮影・沢田 明徳)
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 【槙原寛己 視点】大谷はもう凄いとしか言いようがない。満塁弾はカーブを少し泳ぎながら打ったもの。先発の鄭浩均(テイ・コウキン)は大谷の雰囲気にのまれていた。初回初球の内角直球を鋭いスイングで右翼線へ。投手からみれば狙ったところにいった、良い球を思い切り引っ張られ、大谷の怖さを思い知らされた。

 2回の1死満塁。投手の立場から解説させてもらうと、前の打席で直球を打ち返されているだけに同じ球でストライクは取りにいけない。初球スプリットを見逃され、2球目もスプリット。3球目、外の高めにボールになる直球。もう投げる球がない。目先を変えようとカーブを投げた。タイミングを外したつもりだったが長いリーチで払うようなスイングで捉えられて打球はスタンドへ。大谷に脱帽するしかない、というところか。

 本番を迎えて井端監督は吉田を4番に据えた。3番に入った鈴木と中軸2人の状態がいいことで大谷にチャンスメークの役割も委ねて1番に置くことができた。吉田は期待に応え5点目となる二塁打。この1点が効いた。

 牧、源田、若月にも安打が出て、しっかりと四死球も取れた。下位打線から大谷につながると、この試合のように大量点になる。救援投手陣も重圧のない環境でWBCのマウンドを経験できた。100点満点の初戦。勢いがつく勝ち方だった。

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