【WBC】台湾 3試合連続4万人台観衆にヒーローも感謝「素晴らしいエネルギー」 8日韓国戦に全力

[ 2026年3月7日 15:59 ]

第6回WBC1次ラウンドC組   台湾14―0チェコ ( 2026年3月7日    東京D )

WBC1次R<チェコ・台湾>2回、グランドスラムを放ち祝福されるフェアチャイルド(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 台湾がチェコを7回コールドで破り、今大会初勝利を挙げた。4万522人観衆の大応援を背に、打線はスチュアート・フェアチャイルド外野手(29)の満塁本塁打を含む11安打14得点を記録。投手陣も4投手のリレーでチェコ打線を4安打無得点に封じた。曽豪駒(ソ・ゴウク)監督(46)は「応援してくださったファンに感謝したい。後押しのおかげで勝利できました。2試合うまくいかず、初心に立ち戻ってつながりを考え、一人一人が何をすべきか考え、このような大勝になりました」と言葉をかみしめた。

 速攻で試合の主導権を握った。初回、先頭の鄭宗哲が三塁前にセーフティーバントを決めて出塁。1死後、3番・フェアチャイルドもバント安打で出塁して好機を広げると、4番・張育成の初球に重盗を敢行。捕手の三塁悪送球を誘って先制し、張育成の左前打でこの回2点を挙げた。

 2回には2死満塁、フェアチャイルドが一振りで球場を揺るがした。チェコ先発・ノバクの投じた初球のチェンジアップを強振。打球は左中間席へと大きな弧を描いた。「非常に光栄でした。私の母の産まれた地域。選んでいただいただけでなく、サポートのおかげです。ホームランボールはサインボールと引き換えに、戻ってきました」。打球速度104.6マイル(約168.3キロ)、飛距離389フィート(約118.6メートル)、角度31度の完璧な当たり。MLB通算18本塁打のパワーを見せつけ、チームに揺るぎない流れを引き寄せた。

 前日6日の日本戦では、0―13の5回1死一、二塁の場面で左翼ポール際への大飛球を放った。「ファウル」の判定に、曽監督がベンチを飛び出して、チャレンジを要求したが、結果は判定通りだった。「そのことばかり考えていた。一夜明けて切り替え、勝利に貢献しようと思った」と無心でバットを振った。

 初戦のオーストラリア戦は平日午後にもかかわらず、観衆4万523人を集め、前日の日本戦の観衆は4万2314人。そして3試合連続の4万人台の観客となった。フェアチャイルドは「信じられないです。台湾から飛んできて、スタンドを埋めてくれて、私たちに素晴らしいエネルギーをくれている。本当に凄く大きなサポートを受けています」と感激する。

 華やかなチアリーディングや、個性的な応援歌など、ファンの大声援を受けながら、最終戦となる8日の韓国戦を迎える。現状、8強進出には厳しい条件だが、曽監督は「何としても勝たないといけない」と言葉に力を込める。「全てのピッチャーが備えている。先発は構想しているが、一人一人が任されたタスクをこなしてほしい。しっかり考えてやっていく。明日の試合でもぜひ見せて欲しい」と死力を出し尽くし、結果を引き寄せる構えだ。

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年3月7日のニュース