日本ハム・奈良間さま今季初のサヨナラ打!勝率5割復帰 新庄監督「今をときめく奈良間さまに聞いて!」

[ 2026年4月23日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム5―4楽天 ( 2026年4月22日    エスコンF )

<日・楽>10回、サヨナラ打を放ち万波らと喜び合う奈良間(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 神様、仏様、奈良間さまだ!日本ハム・奈良間大己内野手(25)が22日、楽天戦に「2番・二塁」で出場し、同点の延長10回2死二、三塁から左翼線へサヨナラ打を放った。前日も決勝二塁打をマークするなど、抜群の勝負強さを誇る。2戦連続でお立ち台に上がった「ラッキーボーイ」に対し、新庄剛志監督(54)も「奈良間さま」と絶賛。今季初のサヨナラ劇でチームは4カードぶりの勝ち越しを決め、勝率5割に復帰した。

 切れるな――。そう願った白球が左翼ライン際で高く弾む。三塁塁審がフェアのジェスチャーをした瞬間、奈良間は両手を掲げて感情を爆発させた。延長10回、4時間1分の死闘に終止符を打つ劇的なサヨナラ打。二塁ベース付近で、1メートル72の小柄な男が大柄な仲間たちに担がれた。

 「最後の最後で一本出て良かったです。自分も含めて、救われました」

 延長10回が始まる直前。それまで、5打席無安打だった奈良間は谷内内野守備走塁コーチから「お前が決めろ」と、声をかけられた。内野の担当コーチであり、応援歌を引き継いだ師匠からの活に燃えないはずがない。2死から田宮、矢沢の連打でつないだ二、三塁の好機。最後は田中千のフォークを捉え、今季初のサヨナラ勝ちを決めた。

 即戦力内野手として入団も、3年間で日の目を浴びることはなかった。昨季初めて1軍定着も、立ち位置はユーティリティーとしての二遊間と三塁の守備固め。だが、控えに甘んじることはなかった。内野全ポジションを守ることができれば選手としての幅は広がるが、絶対に練習で一塁だけは守らない。奈良間は「谷内さんに言われています」と、定位置をつかむために約束していた。

 根っからの野球小僧だ。ドラフト同期で仲の良い矢沢が、気分転換で外食に誘っても断ることの方が多いという。「“別に球場の飯で良いじゃん”って言うんですよ」と苦笑いしていたが、暇さえあればバットを振るタイプ。この日も午前中は札幌市内のトレーニング施設で体に負荷をかけてから球場入りするなど、努力の結晶が生んだ一打だった。

 2夜連続でヒーローとなり、新庄監督も「今をときめく奈良間さまに全て聞いてください」と、コメントで絶賛した。2連勝で勝率5割復帰の立役者となった男は「本当に良い勝ち方ができたと思います」。もうユーティリティーではない。チームにとっても、奈良間にとっても大きな1勝となった。(清藤 駿太)

続きを表示

「日本ハム」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年4月23日のニュース