阪神・佐藤輝明 外角攻略“50発バット” 約6ミリ長くなった新相棒を試験導入「より外に届くかな」

[ 2026年2月7日 05:15 ]

<阪神 宜野座キャンプ>死球を受けた後のフリー打撃でも柵越えを連発する佐藤輝(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神・佐藤輝明内野手(26)が、沖縄・宜野座キャンプ第2クール初日の6日、新バットの試験導入を明かした。昨季までのモデルから0・25インチ(約6ミリ)長くして、これまで芯で捉え切れなかった外角球の攻略を期し、「シーズン50本塁打」を見据えた。フリー打撃では序盤に右足に死球を受けて一時ベンチに下がったが、復帰後に柵越えを量産。“大当たり”の4番は、小児がん患者の支援団体へ400万円を寄付したと発表した。

 昨季に40本塁打&102打点で新たな猛虎史を刻んでも、栄えあるリーグMVPを手にしても、佐藤輝は歩みを止めない。今春から新たな“刀”を携えていることを明かした。昨季の33・5インチ(約85・1センチ)から33・75インチ(約85・7センチ)へと約6ミリ長くしつつ、重量は約860グラムを維持するニューバット。昨季は捉え切ることができなかった外角球の攻略を期し、新モデルの試験導入を決断した。

 「長い方が、より外に届くかなと思って。まだシーズンで使うかどうか分からないけど、試しに(使っている)。全然違和感なく、スイングできている」

 意図通りに外角の際どいコースもミートできれば、自然と逆方向へのアーチも増える。特に、左打者の大敵「浜風」が吹き荒れる本拠・甲子園では、中堅から左翼方向への放物線こそ本塁打量産のカギ。また、バットの伸長によって増す遠心力は飛距離アップにもつながる。昨季はフェンスオーバーまであと一歩だった飛球が、スタンドインに変わる打席も増えるだろう。1985年バース以来、球団41年ぶりとなる夢の「シーズン50本塁打」へ“新相棒”の存在が力強く背中を押す。

 実際、背番号8はニューモデルへの順応も鮮やかだ。午後のフリー打撃では、序盤に死球を受けて一時ベンチへ下がるアクシデントもありながら、「全然(無事)ですよ」。死球前は7スイングで柵越えなしだったが、仕切り直した43スイングで16本の柵越え。死球への心配をかき消すようにスイングの3分の1以上を外野芝へと叩き込み、黄色く染まった観衆の度肝を抜いた。きょう7日はシート打撃に参加予定。侍ジャパンの一員として参加する、3月の第6回WBCも見据えた今春初の実戦形式で、壮快な一発を披露する。

 「(状態は)良いんじゃないですか。(確認したいところは)スイング、タイミング。後はしっかりスイッチを入れて、打席にどんどん慣れていきたい」

 この日は、佐藤輝が23年から続ける小児がん患者へ向けた社会貢献活動の実績も報告された。3年目の今回は400万円(レギュラーシーズン1本塁打×10万円)を支援団体に寄付。「いっぱい寄付できたので、今年もしたい」。病と闘う子どもたちに少しでも希望を与えるべく、虎の4番は進化を続けていく。 (八木 勇磨)

 ≪伊原狙う輝&森下封じ≫阪神・伊原が2年目の飛躍を期して、7日のシート打撃に登板する。佐藤輝、森下のWBC組との対戦が濃厚だ。「良いバッターとの対戦で、今の自分がどのくらいのレベルにあるかが分かると思う」と、この日はブルペンで51球を投げ、気合を入れた。1年目のキャンプでは18日にライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板。しっかりと早めに仕上がっている。「冬の間もずっと真っすぐをやってきた。対打者でそれが表れる。うまくいったらいい」と中軸封じを狙う。

続きを表示

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年2月7日のニュース