エンゼルス・菊池雄星 初のWBCへ世界一への思い独白「最初で最後のチャンスかなと思って」

[ 2026年2月1日 01:30 ]

菊池雄星
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 3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で自身初の日の丸を背負うエンゼルス菊池雄星投手(34)が30日(日本時間31日)、スポニチ本紙に世界一への思いを寄せた。前倒しの調整を進めていることを明かし、4日(同5日)にはライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板予定。宮崎合宿参加にも意欲を見せた。プロ野球は、1日にキャンプイン。球界が盛り上がる中、WBCで自身が担う役割などを語った。

 日の丸は非常に光栄なこと。これまで何度か、高校時代やプロに入ってお話をいただいたこともありましたが、当時は自分の野球に精いっぱい。力不足というのを自覚していた。今回はプロ17年目に入りエンゼルスとしても2年目。少し落ち着いた心境で臨めるタイミングかなと思い、最初で最後のチャンスかなと思って引き受けさせていただきました。

 井端監督は1年前に岩手に来てくださって、そのタイミングで、お話をいただいた。宮崎の初日から行きますという話をして、監督からも来てくれるのであればうれしいと。まだ行けるかどうかは決まっていないですが、行くことになればピッチコム、ピッチクロックのことなどを伝えられると思う。年齢的にも上から2、3番目。一つになれるように食事会を開いたりとか、積極的にそういう場をつくっていきたい。

 僕自身、データを見ながら投げるピッチャー。データの見方やバッターの傾向というのは伝えられるかなと思う。ただ、個々のピッチャーの能力は非常に高いので、教えるというよりは厚かましくなく、聞かれたら答えるというスタンスかなと思います。調整は前倒しです。4日にライブBPをする予定です。例年は20日前後ですが、当然それでは間に合わない。ブルペンに入るタイミングも例年より2週間くらい早く調整してきました。

 日本での登板は非常に楽しみです。当時の僕のピッチングスタイル、技術は8年間で変わってきていますし、成長した姿を見せられたら。19年のメジャーデビュー戦以来の東京ドームで投げることになると思う。国際大会は初めてですが、独特の雰囲気を楽しみたい。完全にホームの大きな声援を受けながら投げることができる。そこはアドバンテージかなと思っています。

 チームが一つになれるかどうかが、パフォーマンスを左右する。ベテランとして、コミュニケーションを取ったり、食事をしながらリラックスして、球場を離れた状態で時間を共にして交流していきたい。それが結果的にクラブハウスの雰囲気だったりとかにつながってきますし、メジャーでも僕はそうしている。食事や買い物に行ったり。今回買い物をする時間はないと思いますけど、食事をして、そこでプライベートの話とかざっくばらんに話すことで、球場では得られない情報とか、リラックスしたときの一面とかが見られると思います。

 連覇というのが唯一の目標。チームとしても、日本全体としても当然連覇しかないよねと、そういう期待をしてくださっていると思う。その力に少しでもなりたいです。(ロサンゼルス・エンゼルス投手)

 ▽菊地のメジャーデビュー戦VTR マリナーズ時代の19年3月21日、東京ドームでのアスレチックス戦でメジャー初登板。先発で4回2/3を投げ4安打2失点(自責点1)だった。試合後にはイチローが引退を表明。「幸せな時間だった。僕にとってはイチローさんとできたのが最高のギフトだった。背中で教えてもらったことがたくさんあるし、言葉で指導していただいたこともある。今後の力にしていきたい」と涙ながらに感謝した。

 ≪「ケガをしない」メジャー8年目フル回転誓う≫WBC後にはメジャー8年目のシーズンが開幕する。エンゼルス2年目に向け「毎年なんですけど、ケガをしないこと、ローテーションを守ること。これが僕の一番大事にしていること」とフル回転を誓った。昨季は33試合で7勝11敗、防御率3・99。「ケガをしないための準備というのはオフからやってきたので、今年も32、33試合投げて、ポストシーズンにいけるように頑張りたい」と決意を新たにした。

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