ソフトバンク・大津 無傷3連勝「リベンジしようと」幕張の悪夢振り払った

[ 2024年4月26日 05:25 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6―0ロッテ ( 2024年4月25日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>7回を投げきりガッツポーズの大津(撮影・長久保 豊)
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 完璧な投球で“マリンの呪縛”を解いた。ソフトバンクの大津がロッテ戦でハーラートップタイの3勝目を挙げた。

 キレのいい最速151キロの直球に持ち味の変化球を交えた。ワンシームが有効で付け入る隙を与えなかった。7回を2安打無失点に抑える完璧な投球。球数108球で7三振を奪った。「リベンジしようと思ってやってきた。勝ててよかったです」と晴れやかな表情を浮かべた。

 プロ1年目の昨年10月16日。1勝1敗で迎えたCSファーストS第3戦の延長10回に8番手として登板。サヨナラ適時打を浴びて、ホームベース付近で泣き崩れた。「(頭から)離れないです。一生、覚えています」と振り返る。

 新たな姿で雪辱を果たした。今季は先発に転向。支配下では球界最軽量64キロとして知られる右腕だが、ウエートトレーニングに励み体重はほぼ変わらないまま筋量を増やした。リリーフだったプロ1年目の昨季は直球がほぼ半数の組み立てだった。それを今季は「変化球の割合を多めにして打者を困惑させられたら」と多彩な変化球を生かすスタイルにモデルチェンジ。この日も緩急自在の投球で的を絞らせなかった。

 4、5月は6連戦が少ない日程で間隔を空けながらの登板になっているが、20イニングで自責点は2の防御率0・90と安定感は抜群だ。

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