阪神・梅野 31日ぶり2番・捕手で実戦復帰「戦えることが待ち遠しい」 23日1軍合流へ岡田監督明言

[ 2024年3月23日 05:15 ]

ウエスタンリーグ   阪神0ー2くふうハヤテ ( 2024年3月22日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 阪神・くふうハヤテ>3回1死一塁、二塁へ送球した阪神・梅野(撮影・後藤 正志)
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 1軍昇格へ一発回答だ!右肩肉離れから再起を期す阪神・梅野隆太郎捕手(32)が22日、ウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦(鳴尾浜)で実戦復帰した。2月20日の練習試合・サムスン戦(宜野座)以来、31日ぶりの実戦では「2番・捕手」で先発。2打数無安打に終わったものの、第1打席に相手投手のグラブをはじく投ゴロを放つなどフルスイングを披露した。周囲の不安を攻守で一掃し、開幕1軍へ向けて猛アピールした。

 「不安事もなく全然できたことが一番良かった。また1軍の舞台で、お客さんがたくさん入った中で、雰囲気も変わる。そこで戦えることが待ち遠しい」

 守備でも魅せた。3回2死一塁の場面では、一塁走者が盗塁を企図。球種がカーブだったこともあり、盗塁阻止とはならなかったものの、ワンバウンドで二塁ベース上に到達する低い球を送った。スローイングでも、全快ぶりを見せつけた。

 「全然普通に投げられたし、問題はないかな」

 2月22日のシートノック中に右肩付近に違和感を覚えてから、ちょうど1カ月での復帰を果たした。報告を受けた岡田監督はオリックスとのナイター後に、きょう23日から1軍に合流させることを明言。「明日から(1軍に)来る」。昨季まで7年連続で開幕マスクを務めてきた実績もある。梅野自身は多くのサポートに感謝の言葉を口にした。「リハビリ期間に、携わってくれた人が一生懸命やってくれた。そういう人たちの思いも背負って、上でやりたい」。多くの支えを力に変える扇の要が見据える先は3・29だ。(松本 航亮)

 <梅野の経過>
 ★2月22日 沖縄・宜野座キャンプでのシートノック中、右肩付近に痛みを覚え病院へ直行。先発予定だった23日の巨人オープン戦を回避。

 ★23日 チームドクターの再検査で球団から「右肩の肉離れ」の発表。3月29日の巨人との開幕戦出場が不透明になる。

 ★24日 帰阪せずに宜野座で27日のキャンプ打ち上げまでリハビリに専念「まずは治すことだけ。やれることをやる」

 ★3月3日 鳴尾浜で屋外フリー打撃を再開「打つことに関しては何の影響もなくやれた」

 ★9日 鳴尾浜で屋外キャッチボールを再開。距離を予定の20メートルから30メートルに上方修正し、回復順調をアピール。

 ★12日 甲子園室内練習場で2軍の残留練習に参加。1軍残留組相手にブルペン捕球も敢行。

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