【センバツ】熊本国府、阿南光のプロ注目・吉岡対策 打撃マシン近距離から150キロ設定で“目慣らし”

[ 2024年3月23日 14:38 ]

打撃練習を行う熊本国府・坂井(撮影・大森 寛明)
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 第96回選抜高校野球大会第6日に行われる予定だった23日の3試合は、天候不良のため中止となった。

 第3試合で阿南光(徳島)と対戦予定だった熊本国府(熊本)は甲子園の室内練習場で打撃練習を中心に調整した。

 約1時間半、軽く体を動かした後、取材対応した野田希主将(のぞむ、3年)は「衝撃の事実」を明かした。

 18日の1回戦終了後、阿南光の最速146キロ右腕・吉岡暖(はる、3年)対策としてマウンドから3メートル手前に打撃マシンを設置。しかも150キロに設定したボールを打席内で「目慣らし」する“特訓”を行ってきたという。体感160キロを優に超える快速球はまさにドジャース大谷翔平、ロッテ・佐々木朗希並みだ。

 「今までにない球速なので、最初に見た時はビックリしたんですけど…。みんな(目慣らしで)ある程度対応ができていると思うので、あす(24日)の試合に生かせたらなと思います」と野田主将。打撃投手には吉岡の2段モーションに近いフォームで投げさせている。

 「野手陣が打撃の調子が上がらない状態で初戦を迎えたので、(雨で)1日でも多く伸びてくれることはプラスだと思います」。目標のベスト4へ、野田は降雨順延をプラスに捉えた。

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