【センバツ】今大会初の木製バット使用 青森山田の3番・対馬陸翔、第1打席は二飛

[ 2024年3月21日 14:25 ]

第96回選抜高校野球大会第4日・1回戦   青森山田―京都国際 ( 2024年3月21日    甲子園 )

<青森山田・京都国際> 初回1死二塁、青森山田・対馬は二飛に倒れる(撮影・大森 寛明)
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 選抜初勝利を目指す青森山田の3番・対馬陸翔外野手(3年)は初回の第1打席で今大会初めて木製バットを手に打席へ入った。

  対馬は、京都国際の先発左腕・中崎が投じた内角球に詰まらされ、二飛に倒れた。

 また、5番・吉川勇大内野手(3年)も木製バットを使用。1点を先制し、なおも2死一塁から真ん中付近の135キロを振り抜いて左前打を放った。吉川を含む3連打で青森山田はこの回2点を先制した。

 試合前に兜森崇朗監督は「2人とも木製バットを使う予定でいます」と語っていた。

 今大会から新基準の低反発金属バットへ完全移行。ここまで本塁打は、豊川(愛知)のモイセエフ・ニキータ外野手(3年)が放った1本のみとなっている。

 高校野球では74年に金属バットを導入。74年以降、木製での快打で名高いのは78年夏の岡山東商・石岡が福井商との2回戦で放った逆転サヨナラ打を放った。

 近年、甲子園大会では、2012年選抜2回戦・愛工大名電-履正社戦で愛工大名電の2番・松原が木製バットを使用。バントの場合は木製、強打の場合は金属とケースによって2本のバットを使い分けて勝利に貢献した。

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