ソフトB・和田 因縁の西武相手に初球被弾も「現在地を知れたのは良かった」 3奪三振で持ち味発揮

[ 2024年2月28日 12:40 ]

練習試合「球春みやざきベースボールゲームズ」   ソフトバンク―西武 ( 2024年2月28日    宮崎・アイビー )

<ソ・西>初回、西川に先頭打者本塁打を浴びる和田(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクで開幕ローテーション入りが濃厚な和田毅投手(43)が28日、練習試合「球春みやざきベースボールゲームズ」の西武戦に先発し、1回を1失点で抑えた。

 初回、1番・西川には初球の直球をいきなり右翼席に運ばれる被弾でスタート。2番・源田は見逃し三振で切り抜け、コルデロは外角の変化球で空振り三振にしとめたが、ここから苦しんだ。

 4番・アギラーには中前打、続く佐藤には三遊間を破る左前打を浴び、外崎には四球。2死から満塁となった。だが、最後は山村を空振り三振にしとめて追加点は許さなかった。1本塁打を含む3安打1四球ながらも、対外試合初登板で3奪三振と持ち味も見せた。

 因縁の相手に登板となった。今春は西武からFA加入した山川穂高内野手の人的補償とみられ、28人のプロテクト枠から漏れていた件が一部で報じられた。最終的には甲斐野の西武移籍で決着したが、和田はその後「自分としてはこの件には触れたくない思いと、考えたくないというのが一番の自分の思い」と話し、雑音をシャットアウトして野球に集中する決意を見せていた。

 登板すれば史上最年長だった開幕投手は有原に譲ったものの、開幕ローテ入りは確実。プロ22年目を迎える左腕はV奪回を目指すチームのために全力を尽くす。

 ▼ソフトバンク・和田「狙ったとこに行ったのも行ってないのもある。久しぶりに西武に投げて探り探り投げました。ようやく投げられるレベルですが、十分に間に合う。あと4回くらい投げる予定で段階を踏んでいきます。三振は全てスライダー。まだ球はしっくりは来ていない。現在地を知れたのは良かった」

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